鳥羽周作シェフと言えば、4年連続ミシュラン一つ星を獲得した凄腕シェフ。
そんな鳥羽周作シェフを育てた師匠は誰なのか?
今回は料理人として修行中の時のエピソードなんかも徹底調査してみます。
どうぞ、ご覧ください。
坂内正宏シェフ 【東京・神楽坂】 DIRITTO(ディリット)
東京・神楽坂のイタリアン「DIRITTO」で食べた料理に抜群の美味しさに衝撃を受け、翌日には弟子にしてほしいと頼みに行った鳥羽さん。
しかし、32歳で料理人として経験もほとんどなく、Tシャツにジーパン姿で突然現れた鳥羽さんに店のオーナーは、
しかし、鳥羽さんは諦めず根負けしたシェフの坂内正宏氏に「美味しいカプチーノをいれられるようになったらうちで働いてもいい」と言われます。
すると、坂内シェフに1杯のカプチーノをいれるためだけに、牛乳を持って何日も何日も通い続けます。
その姿と年末の繁忙期と人手不足もあり、念願の「DIRITTO」で働けることとなりました。
坂内正弘シェフは、国内イタリアンでは先頭グループを引っ張る「アロマフレスカ」で6年間修業を積んだ後、2004年、東京・神楽坂に『DIRITTO(ディリット)』を独立オープン。
御茶ノ水出身だった坂内シェフは、念願だった馴染みある地元での開業を果たしました。
修業時代のエピソード
32歳から修業を始めた鳥羽さんは、キャリアや年齢のハンデを埋めるために、体でこなせる量にくわえて、思考量を3倍にして仕事をすることを決めました。
休日も店に出て、ずっと2時間睡眠で練習していた鳥羽さん。
営業中に眠くなり、忙しくても寝てしまうので、眠気覚ましに行っていたというのが、
見つかったらやばいから、眠気覚ましに300度のオーブンに手を突っ込んでました。眠い、オーブン、ジュッ、眠い、オーブン、ジュッって感じですね。やけどってめっちゃ目が覚めるんですよ? 知ってます?」
引用元:イーアイデム ジモコロ
坂内正弘シェフからの学び
鳥羽さんは「DIRITTO」には約3年在籍し、キッチンとホールの仕事を経験。
坂内シェフはストイックな職人気質で、食材に対して極限まで手数の少ない、最短距離のライブ感ある料理を追求。
・パスタを茹でる前に全ての長さが揃っているか1本1本チェック。
・パスタの茹で時間はその日の状態によって秒単位で調整。
・イタリアンパセリはパスタが茹で上がる10秒前に切る。
・口に入る全ての物に全神経を集中し、全てが美しく、圧倒的に「美味しい」料理を作る。
坂内シェフからは「おいしい料理よりも、気持ちいい料理をつくれ」といわれ、「料理とは何か」「おいしいとは何か」を、1から10まで教えてもらいましたという鳥羽さん。
現在の鳥羽シェフの料理と考え方は、ほぼ「DIRITTO」がベースになっているそうです。
川手寛康シェフ 【東京・青山】 Forilege(フロリレージュ)
川手寛康シェフ
引用元:AFFLUENT
都内の有名店で修業後、2006年に渡仏。モンペリエの「ジャルダン・デ・サンス」で研鑽を積む。帰国後は白金台の「カンテサンス」にてスーシェフを勤め、2009年6月に独立し「フロリレージュ」をオープン。サステナブルな活動に参加、発信を続ける。
フレンチの名店「Forilege」へ移籍するきっかけは、料理専門誌に出ていた川手寛康シェフの料理を見て、イタリアンとはまた違うフレンチの面白さや、かっこよさに魅せられたから。
イタリアンからフレンチへ移ったことで苦労も多く仕事も厳しかったそうですが、お客様を楽しませようというホスピタリティや演出など、この川手寛康シェフから学ぶことは大変多かったそうです。
2018年ミシュラン2つ星を獲得。2022年版「アジアのベストレストラン50」にて3位にランキングされるなど世界的な評価も高く、日本の料理界を牽引する存在です。
鳥羽周作の師匠は誰?修行時代のエピソードも徹底調査!まとめ!
自分にできることは、まず絶対に「美味しい」料理を出すこと。料理人だった父の味を思い出し、「自分の両親に食べさせて美味しいと言わせるような料理でなければ意味がない」という「ディリット」坂内シェフの言葉を思い出し、ただただ「美味しい!」と笑顔にさせる料理を追求する。それに加えてさらに必要だというのが、「フロレリージュ」のような、ワクワク感のある「特別な時間」の演出。そして、この「美味しい」と「特別な時間」を生み出すのが愛だと鳥羽氏は考える。
引用先:FOOD STADIAM
いかがでしたか?
32歳から料理の世界に飛び込み、2018年に「sio」をオープンするやたちまち人気店となり、「ミシュランガイド東京」では2020年に一つ星を獲得。
4年連続ミシュラン一つ星獲得という鳥羽周作シェフ。
この坂内シェフと川手シェフから学んだことを土台にして、今があるのでしょうね。
今後の益々の活躍が楽しみです。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
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