第105回全国高校野球選手権の和歌山大会でジャイアントキリング!高野山高校が全国制覇3回の強豪智弁和歌山を4-2で破りました。
今回は、その高野山高校について書いていきます。
どうぞご覧ください!
【高校野球】ジャイアントキリング!高野山高校が強豪智弁和歌山を破る!
第105回全国高校野球選手権の和歌山大会、高野山高校と智弁和歌山高校が2回戦で激突。
智弁和歌山と言えば夏の甲子園に3度優勝(1997年、2000年、2021年)を誇る全国屈指の強豪です。
選手権には2017年から昨年まで5大会連続(2020年大会は中止)で出場しています。
試合は6回を終了した段階で0-2と智弁和歌山がリードし、終盤戦へ突入します。
好投していた智弁和歌山先発の吉川が2点リードの7回に3連打を浴びて1点差に迫られます。
2番手の清水投手が2死満塁から制球を乱し、四球、死球の2連続押し出しで逆転を許しました。
9回にも1点を追加した高野山が強豪智弁和歌山に4-2で勝利しました。
敗れた智弁和歌山は、2001年に和歌山工に敗れて以来の22年ぶりの初戦敗退となり、和歌山県大会7連覇もなりませんでした。
高野山高校とは(偏差値40~55)
高野山高等学校は、和歌山県伊都郡高野町にある私立の高等学校で、高野山真言宗の元で、古義大学林(現・高野山大学)と共に1886年(明治19年)に設立された高校です。
専攻科として宗教科があり、高野山高校の宗教科は高等学校課程では日本で唯一の宗教専攻学科です。
普通科には「特別進学」「自己探求」「スポーツ」「吹奏楽」の4コースがあり、生徒一人一人が自分の好きなことや得意分野をより伸ばせる環境となっています。
この試合には、創設4年目で初めて吹奏楽コースが野球部の応援に駆けつけていたとのことで、吹奏楽コースの生徒さんにも忘れられない試合になりましたね。
高野山高校野球部
高野山高校野球部は過去に夏の甲子園大会(1988年・第70回)と春の甲子園大会(1966年・第38回)にそれぞれ1回ずつ出場しています。
校庭には甲子園出場を記念する石碑が建立されています。
近年も2015年と2016年に秋の近畿大会に出場しています。
1985年のプロ野球ドラフト会議では山田真美投手が近鉄バファローズから2位で指名され入団されています。
山田投手は、プロ4年目に一軍初登板を果たし、1991年にはウエスタン・リーグで最優秀防御率を獲得しますが、1995年限りで現役を引退されました。
引退後は、近鉄に残り打撃投手兼スコアラーを経て、球団合併後も2019年までオリックスの打撃投手。
2020年からは選手寮の副寮長を務められています。
伊藤周作監督
チームを率いるのは72歳の伊藤 周作監督で、中央大の監督として阿部慎之助選手(現巨人二軍監督)を指導した経験があります。
他にも大正大、名古屋学院大、NPOルーキーズで監督を務めた実績があり、アマチュア球界では名の通った指導者です。
野球人生をこの高野山で終えると決意を固めた伊藤監督は今のチームを強くするだけでなく、指導者の育成にも力を注いでいます。
数々の名選手を育ててきたベテラン監督の手腕に注目ですね。
試合後の伊藤監督の談話です。
伊藤周作監督(72)は「酒井がよく完投した。120点」と笑顔で選手らを褒めちぎり、「勝っちゃったんだな」とまだ実感が湧かない様子だった。
引用元:日刊スポーツ
【高校野球】ジャイアントキリング!高野山高校が強豪智弁和歌山を破る! まとめ!
いかがでしたか?
勝った高野山高校の伊藤監督は、今後を見据えて「この後を引き締めないと」と話されていますが、今後の戦いが楽しみです。
この勢いで、甲子園出場まで駆け抜けるかもしれませんよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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